免疫力を高める治療

今年もいろいろなニュースがありましたが、京都大学の本庶教授のノーベル医学・生理学賞受賞が話題になりましたね。

なんでも「オプジーボ」とよばれる薬が開発され、免疫療法というガン治療の革命的な治療法のひとつが新たにつくられたそうです。

最先端の医療技術はiPS細胞をはじめ、人間の寿命をどんどんとのばしてくれていますね。

長寿において重要になってくることは病を治すということにつながるかとおもいます。

病を治すことにおいて、免疫力を高めることが最も基本的治療ということは現代の医学でも常識ですが、中国大陸では数千年前から東洋医学として人間本来の免疫力を最大限に引き出す治療を得意としていたようです。

明治維新のころ入ってきた西洋医学が広まるまで、日本では中国大陸からやってきた東洋医学を医療の中心としていたようです。

東洋医学と西洋医学はなにが違うのか？

鍼灸の専門学校にいったときに先生から言われたことは東洋医学と西洋医学は根本的な哲学的発想から異なっているものであると教えてもらい、衝撃をうけたことをおぼえています。

簡単に言うと人間という生き物を部分としてとらえるではなく全体が調和されて一つの生き物としてとらえるのが東洋医学だというんです。

なかなかむずかしく、はじめは理解するのに苦労しましたが、臨床にのぞんではじめてそのすごさを体感するようになりました。

古代中国人は人間が持っている生命エネルギーを「気」ととらえ、その調節によって病を治すことができたのです。

もちろん現代の鍼灸師でもそれは可能です。

当院では経絡という手足へのツボへの鍼治療で「気」の調整をすることができます。

症状としてさまざまなものに対応できますが、とくに得意とするものは肩こり、頭痛、不眠、自律神経の不調などです。

興味の有る方はお気軽にご相談ください。