春の陽気

最近はあたたかい日がつづき、春の陽気が高まってきました。

春分の日は一年の４分の１の日。冬至から夏至のちょうど中間になります。

「陰の気」は冬至で最大になり、夏至で最小になります。

逆に「陽の気」は夏至で最大になり、冬至で最小になります。

春分は冬から夏に向かって陽気が亢進していきちょうど拮抗する変わり目の時です。

このときに体は冬型から夏型へと変化していくようです。

ちょうど動物の毛が生え変わるように、植物が花をつけたり実をつけたりするように、

季節に合わせて自然は変化しているのです。

このときの変化は人間にも変化をもたらします。

毛穴が開き、熱を外へ逃がすようになり、内へこもっている熱を放出するようになります。

気は陽気が旺盛になってくるので上昇し頭部や上半身に血流が停滞しやすくなります。

また、春に旺盛になる「肝の気」は精神にも影響を与えるため、

ふだんこもっていた感情やストレスが爆発しやすくなったり、

衝動的な感情に支配されやすくなる傾向があるようです。

また、日本では花粉症や、季節の変わり目の極端天気の変化、年度替わりの忙しさがあり、

なおさら体は不調になりやすい季節となっています。

肝経の表にあたる「胆経」は目からはじまり側頭部をめぐって、

体の側面を通過し、足の小指に終わります。

肝の気の影響で側頭部や後頭部の頭痛、体側面のこわばり、痛み、下腿の引きつりなどは

肝気の暴走による不調の可能性があります。

当院では、はりによる経絡の気の調整が可能です。

気になる方は一度おきがるにご相談ください。

なもりも春の陽気でよく遊びまわります（あばれまわります）

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