冬の頭痛は免疫力低下？

まだまだ寒いですね。

一昨日から頭痛がひどかったのですが今日はようやく落ち着きました。天候の不安定が頭痛や体の不調をおこすようです。インフルエンザも大流行しているようです。体の免疫機能が低下したときに外部からのウィルスが体の中に侵入しやすくなり、いったん体の中で増えだすとそこを住処として、人から人へ爆発的に空気感染していきます。いわゆるパンデミックとよばれるものです。

インフルエンザを予防するには手洗い、うがい、外に出るときはマスク、室内は湿度４０％以上にキープ、などなど定石な対策がありますが、根本は免疫力を低下させないようにすることだと思います。先ほども言ったように体の防御機能である免疫が最終防衛ラインなのでここを突破されてしまうと発病してしまうからです。逆に言うと免疫がしっかりと働いていれば多少の空気感染であれば体が防御してくれます。程度にもよるとは思いますが。

ちなみに予防接種は、この防御機能に一度インフルエンザをワクチン（無毒化したもの）として人為的に体内に入れて退治させることで倒し方を覚えさせるようなことだそうですね。ですのでインフルエンザに対策をたてた免疫機能がインフルエンザを倒しやすくなるわけです。しかし、免疫機能そのものが低下している状態だと倒し方はわかっていてもインフルエンザに防衛ラインを突破されてしまうこともあります。ですので予防接種をうければ必ずインフルエンザにならないかといったらそうでもないんです。ただ予防接種をうければ、発病しても軽い症状で治ることができるといわれています。根本的には免疫機能がしっかりと働いていることが前提ですが。

では、免疫機能をしっかりと働かせる為にはどうすればいいのか？

あたりまえのことですが、しっかりと寝ること、栄養のあるものをバランスよく食べること、水分をしっかり取ること、今の季節だと体を冷やさないことです。東洋医学では免疫機能は気・血・津液（体液）の流れが滞りなく、過不足なく体を循環することでその防衛機能を十分に発揮するといわれています。そのためには体のバイオリズムを整える必要があるわけですね。

冬は「寒」の季節。冷たい空気は下に暖かい空気は上にいくため、足元が冷えて血管が収縮し血流が上半身に集まっていきます。ひどくなると拍動性の頭痛がおきたり、肩こり、目の充血、のぼせ、鼻血、発熱などの症状がおきます。（実は私の頭痛もこのせいだったのではないかと思います。）血に偏りがあるということは気にも偏りがある状況となるため、体の防御機能が十分に働くことができません。大事なことは足元を冷やさないこと、体を暖める冬が旬の根菜類を食べることもいいですね。とくにショウガは体をあたためてくれます。ネギも風邪予防には最適です。

原因がわからない頭痛や肩こりが起きている方はひょっとしたら冬の「寒」によって症状がでているのかもしれません。

たばた鍼灸整骨院では鍼灸での気の流れを調整することができます。

興味がある方、頭痛、肩こりの症状がなかなか改善しないという方は一度、ご来院ください。

暖かい石油ファンヒーターの上でちょこんと座っているなもり。

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